車山(コウリンカ)2009年 8月11日


 
 起きたら結構予想が外れ、結構よい天気だったので朝食までに散歩していると原村の朝市に出会いました。ブルーベリーの実と燻製の卵を購入し、朝食に帰りました。朝食後精算し車山に向かいました。勘定は一人9800円で、山小屋の9000円に比べれば料理も豪華でフトンではなくベッドで快適でした。
  車山はリフトが動いていたので上りはリフトで上がり下りは花を見ながら歩いて下りることにしました。

原村朝市

車山リフト
 さすが霧ヶ峰高原は兵庫県の砥峰高原・峰山高原・鉢伏高原などとは比べものにならない広さがあります。八ヶ岳は雲の中でしたが、広さは十分認識できました。

車山より霧ヶ峰高原方面

車山高原
 山頂には二等三角点と富士山から移転してきたレーダードームがあります。本来なら360度の展望でしょうが、ガスが結構あり好展望とは言い難い状態でした。

車山三角点

車山気象レーダ
 歩いて下りる道の両側はお花畑で、兵庫県では高山植物園以外ではお目にかかれない花が多く自生していました

ウスユキソウ

ニッコウキスゲ
 コウリンカも兵庫県・大江山等にもあると本には書いてあるにもかかわらず出会ったことはありませんが、ここでは一杯開花していました。コオニユリは兵庫県でも結構見ます。崖の上とかあまり人が近づけない場所に咲いていることが多いのですがここでは道ばたに多く自生していました、

コオニユリ

コウリンカ
 マツムシソウ・ノハラアザミも岡山県までありますが、花の造りも大きく色も鮮やかに見え増した。

マツムシソウ

ノハラアザミ
 西日本にはシコクフウロが多いのですが、この辺りの標高になるとハクサンフウロが多い様でした。久住で見かけたホオアカが霧ヶ峰にも居ました。

ハクサンフウロ

ホオアカ
 シシウドは日本中あちこちにありますが、トモエシオガマは兵庫県にはない花です。

シシウド

トモエシオガマ
 リフト乗り場で多少早い昼食を摂りましたが、信州の割には蕎麦は生麺ではなく乾麺で多少失望しました。量は十分ありました。昼食後車でヤナギランを見に八島湿原に向かいました。

昼食(蕎麦は乾麺)

八島湿原
 ヤナギランは車からは多く見られたのですが湿原には本数は少なく大群落はありませんでしたが目の前で見ることが出来ました。ここにはハクサンフウロの他にタチフウロもありました。

ヤナギラン

タチフウロ
 シモツケソウも色の濃いアカバナシモツケ(オニシモツケとシモツケソウの雑種)がありましたが、湿原を半周するとアサマフウロが多く咲いていました。花も大きく赤色の紋も大きく見栄えのするフウロソウでした。3種類のフウロソウを見ることが出来ました。

アカバナシモツケ

アサマフウロ
 この2種類はあちこちにありますが、赤い花が多い中で藤色が目立っていました。

イヌゴマ

コバノギボウシ
 オオカサモチはシシウドほど多くはなく、葉っぱの形で識別できます。数株確認することが出来ました。ミヤマママコナは兵庫県でも多く生育している秋の花です。

オオカサモチ

ミヤマママコナ
 クガイソウとヒメトラノオもありましたが、両者の根本的違いはクガイソウは葉が輪生しているのに対し、ヒメトラノオは互生なので簡単に識別できます、

クガイソウ

ヒメトラノオ
 天気も良くなったので蝶の種類も増え、望遠レンズで追いかけながら10種類撮影することが出来ました。

ウラギンヒョウモン

オオウガギンスジヒョウモン

アサギマダラ

オオチャバネセセリ

キベリタテハ

コキマダラセセリ

スジボソヤマキチョウ

ヒメシジミ

ヒョウモンチョウ

ジャノメチョウ
 家に早めに帰るため、2時頃帰路に着きました。1000円では無い日であったのですが、東海道(東名高速)が通行止めのため中央道も混雑し、枚方近辺の事故のせいで渋滞が長くなり、自宅に帰ったのは20時頃でした。
  雨の天気予報でしたが、花もいろいろ見られ充実した一日となりました。

地図

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