大比叡(オオルリ)2099年05月31日


 
 雨が朝から降っていたので、雨でも歩ける比叡山(大比叡)に行ってみることにしました。ロープウエイ・ケーブルを利用して滋賀県から京都府に横断する省エネルートとしました。雨のせいでロープウエイもよく空いており周りの景色はガスで見えませんでしたが、新緑の中山上駅までゆっくり周囲の景色を楽しみながらのケーブルの旅でした。ちなみにこのケーブルが距離的には日本で1番長く・帰りの八瀬ケーブルが日本で1番高低差があるケーブルで両日本一に乗れるルートです。

坂本ロープウエイ駅

ロープウエイ
 山上駅から根本中堂側へ向う前に明王堂を訪ねてみました。明王堂の横には千日回峰行の石仏があり、お坊さんが掃除をしているところでした。

ロープウエイ山頂駅

千日回峰行石仏
 この辺りはコアジサイ・クマシデ等、木の花・実が目立つ道です。

コアジサイ

クマシデ
 お堂横に千日回峰行で使用する草鞋がかけてあり、ちょうどお坊さんの従者を従えた千日回峰行をしている行者さんとすれ違いました。気さくに挨拶してくれ、なかなか人当りの良さそうな方でした。道の横にはバイカウツギの花が咲いていました。

回峰行草鞋

バイカウツギ
 弁天堂まで来ると、オオルリの雄が床几に現れ、写真撮影が出来ました。なかなか綺麗な瑠璃色をした雄でしたそのほかにもカケス等いろいろ鳥が現れましたが、ガスのせいで満足な写真が撮れませんでした。
  ケーブルカーの駅まで引っ返し、根本中堂に向いましたが、このあたりカナウツギの花が満開でした。

オオルリ

カナウツギ
 根本中堂から阿弥陀堂に行き、阿弥陀堂裏手から大比叡三角点を目指しました。山中にはお坊さんを祭った碑がかなりの数有りました。

タニウツギ

登山口石像物
 大比叡三角点は水槽の横小高い丘の上にありました。一等三角点(補点)で大きな石柱が埋めてありますが周囲の展望は優れませんでした。西に下りガーデンテラスまで降りると雨も上がり展望が開ける様になりました。京都駅・京都タワーが望遠で撮れました。

大比叡三角点

京都方面(望遠)
 南西東面はポンポン山でしょうか、霞んで見えていました。西から青空が広がりつつありましたが、琵琶湖上空は雲が立ちこめ、かろうじて大津市街地が見える程度でした。

京都方面

大津方面
 短いロープウエイと日本一の高低差を誇るケーブルに乗って八瀬まで下り、叡山電鉄経由で帰路につきました。

八瀬ロープウエイ

八瀬ケーブル
 

地図

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