眉山(マルバウツギ)2009年05月09日


 
 明石海峡大橋の通行料が鳴門まで1000円となったこともあり、徳島県の眉山その他に出かけました。眉山はロープウエイが完成しているので、これに乗ってみたかったこともあり、登山口が不明のため、登りはロープウエイで下りは歩いて降りることにしました。ロープウエイの駅は阿波踊り会館5Fにあり、15人乗りゴンドラが2連で運航している珍しいタイプです。

阿波踊り会館

眉山ロープウエイ
 山頂からは東・南北3方向に展望が開け、特に徳島市街が一望のもとでした。ロープウエイ山頂駅の周辺に一等三角点がありました。

山頂展望

一等三角点
 このあたり、樹木の変った種類はあまりないのですが、コガクウツギが咲きかけ、オナガアゲハを撮影することが出来ました。高砂周辺にも結構居ますがなかなか留って良いポーズを取ってくれませんが、今回は留ってくれました。

コガクウツギ

オナガアゲハ
 尾根筋にはコバノタツナミソウが多く咲いていました。家の方ではタツナミソウの方が多いのですが、眉山山頂はほとんどコバノタツナミのようです。ポルトガルから明治時代に日本に来てヨーロッパでの日本の紹介に貢献したモラエス像まで行き、山頂まで引っ返し、剣山神社より三島神社方面に下りました。

コバノタツナミソウ

モラエス像
 ホルトノキなど、暖地性植物が多いとのことで期待して歩いたのですが、道の選択を誤ったのかあまり変った樹木は見つけることが出来ませんでした。ただ、常緑樹枯葉の多い道で、オサムシ等甲虫を数種類見つけましたが、撮影できたのはオサムシ系1種のみでした。途中春日神社分岐を左に取り三島神社に向いました。

クロナガオサムシ

春日神社分岐
 山麓に近づくと、マルバウツギの花が多く咲いていました。四国では剣山の帰りに一宇で見かけましたが、播州ではあまり見かけない樹木です。三島神社境内に降りますが、登山口等の看板は全くなく、登りに使うと全く解らない道です。

マルバウツギ

三島神社登山口
 三島神社は狛犬がちょっと変った形をしており、1221年建立と古く、徳島市の重要有形文化財となっています。ここより駐車場に戻るまでに錦竜水という眉山湧き水汲み場がありますが、眉山に登る前に立寄った瑞巌寺の鳳翔水の方が常に流れており美味でした。
眉山を降りてから徳島ラーメン(中華そば、または支那そばと言う)を食べ、藍染館・大谷焼・徳島近代美術館等あちこち見て帰路につきました。

三島神社狛犬

錦竜水
 

地図

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