高御位山(イチョウウキゴケ)2009年05月06日


 
 5月6日に高御位山に登ったのですが、忘れ物をしたため、南側から忘れたとおぼしき場所に行き探してみることにしました。新池駐車場に車を留め、断食道場、直登ルートをとりました。断食道場あたりは、ニワゼキショウが満開でした。

断食道場裏登山口

ニワゼキショウ
 木の花ではこのあたり、ニセアカシアの白い花が目立ちました。関電巡視路まで上がるとイシモチソウが数株咲いていました。今年は例年に比べ開花がえらく早いようです。

ニセアカシア

イシモチソウ
 5月6日と比べ今日はいい天気ですが、霞がひどく笠形山もぼんやりしか見えていませんでした。

尾根筋より東側

山頂付近より笠形山遠望
 山頂から南側直下は霞んでいませんが、仁寿山方面は霞み、雲海の様に家島群島が浮き変った景観となっていました。

*山頂より南面*

山頂より仁寿山方面
 山頂から西(鷹巣山)方面に縦走し、市の池公園分岐から但馬守集落に降りることにしました。尾根筋の日当り良い場所には、ニワハンミョウが数匹いました。この周辺ではハンミョウはあまり見かけず、ニワハンミョウの方が数多くいます。

ニワハンミョウ

分岐より市の池公園方面
 分岐まで来ると目印となる鉄塔が見えます。鉄塔まではかなりの傾斜ですが、岩の間の下りなので足元は良く、楽に下れます。この尾根筋には、キガンピの花がすでに開花していました。

分岐より公園墓地方面

キガンピ
 バッタの仲間が飛んできたのでカメラで追っかけると、背中に白い筋があるツチイナゴでした。鉄塔から滑りやすい斜面を但馬守まで下ると、山と集落の間にイチョウウキゴケ(絶滅危惧種)が一面に生育したため池がありました。地面ではなく水上で生活する苔の仲間ですが、高御位山周辺の比較的水の綺麗なため池で結構毎年見かけるので、あちこち移動して生育しているようです。何で運ばれているか疑問です。今年も出会え、満足して帰路につきました。

ツチイナゴ

イチョウウキゴケ
 

地図

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