賀嶋山(ムサシアブミ)2009年05月01日


 
 連休中で、高速道路はどこも渋滞とのことなので餘部鉄橋を見がてら猫崎に行くことにしました。餘部鉄橋は橋脚工事が終り、桁部分の施行にかかっていますが、まだ旧鉄橋もよく見えました。ここから御崎への道路を上り、手打蕎麦「平家の里」に向いました。

餘部鉄橋

御崎岬
 暖簾がしまってありましたが、しばらくすると主人が出てきて営業を開始してくれました。百手そばというざるそば風の手打蕎麦を食べました。インターネット上では賛否有りましたが結構おいしい部類に入る蕎麦でした。この地区では1月下旬に百手の行事があり、これから名前を取ったようです。御崎は餘部から3kmほど有りますが、分校も残り結構大きな集落でした。

平家そば店

店内の様子
 蕎麦を食べてから竹野海岸に向い、猫崎半島にある賀嶋山に向いました。三角点まで道の状態はまずまずですが手入れは非常に悪い状態でした。道端には最近見かけることが少なくなったトウダイグサが咲いていました。

竹野海岸(西側岩場)

トウダイグサ
 道の途中には石仏が一定の間隔で置かれていました。賀嶋山は手前鞍部から見ると急傾斜ですが標高があまりなく簡単に登れました。

石仏

石仏と賀嶋山
 鞍部よりムサシアブミがかなりの株数自生していました。兵庫県南部にも姫路市広峰・福崎町などに生育している株はありますが、自生かどうかは怪しいようですがここは確実に自生の様でした。賀嶋山手前からは竹野海岸が見えました。

ムサシアブミ

賀嶋山手前より竹野海岸
 山頂付近は照葉樹の原生林で、見晴しは極端に悪くなります、三角点も同様展望はゼロでした。

賀嶋山原生林

賀嶋山三角点
 小さなハルリンドウの写真を撮ってからUターンして帰路につきました。浜辺に降りると、ハマダイコンソウが満開の状態でしたが、これは瀬戸内にも多く生育しています。

ハルリンドウ

ハマダイコンソウ
 ハマエンドウ・ハマハタザオも開花していました。ウンランを見たかったのですが、葉っぱも確認できませんでした。

ハマエンドウ

ハマハタザオ
 灯台まで行きたかったのですが三角点から先は道が悪く転落の危険があったのと、嫁さんを海岸に待たせていたため三角点までで引っ返し、帰路につきました。

地図

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