五大山(ヒカゲツツジ)2009年04月12日
今年は気温の高い日が多く、花の開花も早いと思われるため、五大山にヒカゲツツジを見に行きました。ちょうど満開で十分楽しめました。ルートはエルム市島からの周回ルートとしました。 エルム市島は神戸生協を離れ神戸のスポーツ関連企業が買取ったようですがまだオープンしていませんでした。無料の駐車場に車を留め、エルム市島内の林道を行くと山の神がありました。 |
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登山口地図 |
山の神 |
ちょっとした林道のカーブ地点の谷沿いに登山口があり、谷沿いに登ります。かなり傾斜はありますが、階段状で上りやすい登山道でした。見上げるとキブシの花が満開で、花穂が簪状に垂れ趣のある花です。 | |
登りの谷 |
キブシ |
途中から谷筋を離れ小尾根を詰めますが、ヒカゲツツジとタムシバが満開で、両方の花が同時に満開なのはちょっと珍しい年と思われます。タムシバとコブシ、ハクモクレンはよく似ていますが、兵庫県中部に咲くのは花の付け根に1小葉が同時に出ないことよりタムシバと思われます。 | |
五大山東斜面 |
タムシバ |
峠に着くと、右愛宕山左五大山の看板があります。まず右の愛宕山に向いました。ヤマザクラも加わり樹花は賑やかですが、草本の花はタチツボスミレ・シハイスミレ程度であまり多くありませんでした。変った花が頭上にあったのでよく見るとハシバミの樹花でした。 | |
尾根分岐 |
ハシバミ |
愛宕堂の周りもヒカゲツツジが満開で、風も通り、快適に道の駅の巻き寿司を食べました。峠から愛宕堂間の道は前回来た10年程度前よりずっとよくなり、怖い目もしないで愛宕堂まで行けました。帰りは展望岩から氷上町側がよく見えました。 | |
愛宕堂とヒカゲツツジ |
愛宕山より西面展望 |
満開のヒカゲツツジの中、峠まで引っ返し五大山に行きました。ここもタムシバとヒカゲツツジの群生が続きます。今が最適で来週ではちょっと遅い状態になる様です。 | |
ヒカゲツツジ |
五大山より愛宕山 |
五大山からは五台山(両方ともごだいさん)が鷹取山の背後に見えました。出来れば縦走したいのですが時間が無く、次回に繰越しです。ヒカゲツツジの間に野生のシキミも開花していました。 | |
五大山より五台山 |
シキミ |
三角点は周囲の土が洗われたのかかなり浮いています。ヒカゲツツジは相変らず満開ですが、山頂尾根筋は日当りがよいためか花付きが特に良好で、今までのヒカゲツツジの中では最高の状態でした。 | |
五台山三角点 |
ヒカゲツツジ |
山頂からは黒井城と春日町方面がよく見えます。背面は三尾山から三岳・小金が岳方面ですが、あちらのヒカゲツツジより株数も花数もこちらの山塊が遙かに多いようです。ここから白毫寺方面に下りますが、途中はタムシバの花盛りでした。 | |
五台山より黒井城跡 |
タムシバの群落 |
途中からはコバノミツバツツジの開花も始っており、赤?白の3色のバランスもよく天気もよく楽しい山散歩となりました。エルム市島に下る地点からは植林帯の中の単調な道ですが、エルムが近づくとヤブツバキの群生地となり満開に近く、こちらも十分楽しめました。 | |
コバノミツバツツジ |
ヤブツバキ |
エルム市島まで降りると、愛宕山から五大山の尾根がよく見えます。コバノミツバツツジとタムシバが混じり美しい山容でした。ギフチョウを見て帰路につきました。 | |
五台山山並 |
ギフチョウ |
地図 |