笠の丸(ユリワサビ)2009年03月14日
朝方雨が上がったので、笠の丸まで登ってみることにしました。 いろいろコースがありますが、今回は仙人滝より笠の丸まで直接登って、ほうらい岩経由で仙人滝まで戻る周回ルートをとることにしました。 仙人滝入口には、駐車場もあり、出入口に獣よけ柵があり、これを開けて中に入ります。側には熊捕獲用と思われる特大の籠がありましたが、最近は使用されていない様でした。 |
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入口の獣よけ柵 |
熊捕獲用柵 |
朝方まで雨であったせいか、谷側の水量は多く、ダイナミックな仙人滝が期待できそうです。 荒れた林道を登っていきますが、道畑には、新鮮なツチグリがありました。ヒトデのようななんとも面白い形をしています。 |
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水量の多い谷 |
ツチグリ |
林道脇には、咲き始めたアセビ・ミツマタが咲いていました。近くの沢部でよく見かけるフサザクラの木はここには無い様でした。 | |
アセビ |
ミツマタ |
谷筋では毎年春早い時期に開花するヤマアイ・ユリワサビが咲いていました。ユリワサビはワサビと同じ十字花で仲間も同じなので食べるとワサビの香りがしますが、何しろ小さい草なのでわさび漬にする位集めるのは大変で、やはり観賞用に見ているのがよいようです。 | |
ヤマアイ |
ユリワサビ |
ますます荒れ、北八の登山道を歩いているようなガラガラの岩だらけの林道となりますが、しばらく行くと分岐看板があり、林道を離れ山道に入ります。道が斜面地に入ると水音が近くなり仙人滝につきます。 さすがに朝までの雨で増水し、立派な滝となっていました。 |
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仙人滝看板 |
仙人滝 |
滝でちょっと休憩し、右岸側をちょっと登ると分岐があります。左はほうらい岩・鹿ケ原経由で笠の丸、右は途中で笠形神社よりの道に合流し、直接笠が丸まで登れます。強は右を行き、左から帰ってくる周回ルートを取ることにしました。 途中の道は急斜面地をトラバースして滝の上流を回り込み尾根に取付きますが、トラバース路が雨で滑り谷に滑落の危険性がありまた、枯葉も非常に滑り強のような雨後は上る道ではなさそうでしたが、強引に突破しました。 尾根にたどり着くと、南の展望が開け、鎌倉山・高御位山方面がよく見えました。 |
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仙人滝上分岐 |
尾根より高御位山方面 |
笠形神社からの登山道と出会うと道はよくなりますが、階段状となり、急登わずかで笠が丸まで到着します。いつもは笠形山頂を往復するのですが、今日は時間もなく、あまり花もなさそうなので下ることにしました。 笠が丸からは笠形山頂がよく見えます。 |
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笠の丸山頂 |
笠の丸より笠形山 |
展望は南と東に開き、取香産方面もよく見えました。ここから西にほうらい岩へ向いました。 | |
六甲山方面 |
鹿ケ原へ |
山頂周辺では雨が雪に変ったのか、アセビの木及びその周辺の地面に雪がへばりついてまだ溶けずにありました。多少の登りと緩い下りが続き、リフレッシュパークへの看板に到着します。今度はここからリフレッシュパークのどこに出るか下ってみようと思います。 | |
樹にへばりついた雪 |
リフレッシュパーク分岐 |
鹿ケ原は、他の山と同じく、笹が枯れており、鹿の害かどうかは解りませんが、もうしばらくすると草原となりまた、感じの異なった山となると思われます。枯れた松には、コガネニカワタケがよく生育していました。 | |
笹の枯れた鹿が原 |
コガネニカワタケ |
途中ほうらい岩があり、上からは南方面がよく見えます。ここでわずかの時間休憩し、仙人滝経由で帰路につきました。林道横はミツマタの群落となっていました。 | |
ほうらい岩より |
ミツマタの群落 |
地図 |