妙見山(コショウノキ)2009年 2月21日


 
 淡路夢舞台温室のラン展が来週までなので、ランを見に行くついでに妙見山に登ることにしました。兵庫県内には、中町妙見山・八鹿妙見山・北摂妙見山・黒田の庄妙見山等数、多く妙見山が有りますが淡路にも標高では島内3位の妙見山(522m)があります。
 国道西側にある物産館の南すぐにある町道を登ると、乗用車目一杯の急傾斜の舗装林道が御井の名水まで続き、以降同様の勾配で登っていきます。名水から200mほど登ったあたりの広場に駐車して林道を上ります。舗装が途切れたり再度現れたりを繰返しながら、椿園まで着きます。ちょうど各種の椿が5部咲き程度で、その中を登ります

舗装林道(ここより車両立入り禁止看板)

道標(読めませんでした)
 このあたり、日当りもよく鳥の種類が多く、ツグミとウソが道ばたの枝に止り食事中でした。

ツグミ

ウソ
 ほとんど林道(舗装・未舗装混合)で、山頂まで行けます。軽四駆であれば登ってこれそうです。手書看板と上にも車両進入禁止看板があります。山頂は三角点はありませんが、コンクリート製の妙見堂があり、ヤブツバキ(白花)の大木が境内にあります。結構静かで人気もなく、落着ける山頂です。

手書き看板

山頂妙見
 展望台があるとのことで、行ってみましたが霞と藪でほとんど瀬戸内海方面は見えませんでした。このあたりアジサイが多く植えられ、時期になると結構綺麗と思われます。山頂から南にちょっと下ると、洲本方面がよく見えます。

展望台?より瀬戸内海方面

展望台より洲本方面
 途中に山荘があり、これより下しばらくは椿園となっており、各種の椿が8分咲程度で、種類も多く交通が不便でなければ結構よい椿園と思われます。人っ子一人居ず、ゆっくり見て回れました。ここから林道を再び下りますが、山際にコショウノキの花が咲いていました。ジンチョウゲの仲間で、コショウノキと入っても胡椒のにおいはあまりせず、キンモクセイのようなにおいがします。

山荘

コショウノキ
 ニガイチゴも咲きかけていました。ふきのとうもあり、ふきのとう味噌を造るため持って帰ることにしました。車まで戻り、林道をしばらく下ると御井の名水があります。1000年以上前から知られた名水らしく、晴天が続いても枯れないそうです。

ニガイチゴ

御井の名水石碑
 人も少なくなかなかおいしい水でした。花崗岩中のわき水なので六甲の水と同成分のようです。車で北に戻り閉展まで一週間を残すラン展を見て帰路に着きました。

御井の名水

名水湧出状況
 林道が覆い道ですが車の通行はなく、ゆっくり歩ける道です。海水面近くから登るので高低差も500m程度あり冬は様散歩コースと思われます。距離も往復で10km程度あります。

地図

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