桶居山(ソヨゴ(実))2009年01月10日


 
 小雪が舞っている寒い一日ですが、半日程度時間がとれたので桶居山のうち、まだ行ったことのない北尾根を通り、夕陽丘にいったん降り、巡視路を登り返すという周回路を取ることにしました。
  いつもの佐土新田外周路に車を留め荒滝不動経由で登ることにしました。荒滝はさすがに冬場は水が一滴もなく不動様も手持ちぶさたのようでした。

佐土新田奥より桶居山

荒滝石仏
 ちょっと戻り沢跡を渡り、尾根に取付きます。数分で尾根に到着します。尾根筋には新しい看板が設置されていました。ここから緩い尾根を登り桶居山高御位山縦走路の尾根筋にでます。ここからの桶居山は300mにも満たない山とは思えない、堂々とした姿で、形の美しさでは兵庫県でも上位に入ると思います。

尾根出合い

尾根より桶居山
 雪のため高御位山方面は霞み、かろうじて確認可能な薄さでした。東には下る桶居山北尾根がよく見えます。本来はこの尾根を登ろうかと思ったのですが、登り口が確定できなかったので下って取付きを確認するのが本日の目的でもありました。

尾根より高御位山

桶居山北尾根
 山頂は4人程度先客が居ました葉が、眺めのよい山頂で、360度という面では高御位山よりも展望は良好です。ここから北にわずかな踏み跡があり、北側に尾根を下っています。これにのり夕陽丘を目指しました。途中は山火事の跡で展望がよく桶居山の北面がよく見えます。どこから見てもとんがった山です。

桶居山三角点

北尾根より桶居山
 最後のピーク手前から左(西)に下る踏み跡があり、これに乗ると竹藪を通り山裾に出ます。取り付きは左のような景色でした。ここから夕陽丘を突っ切り一本西の尾根より尾根まで登り返します。

北尾根取付き

夕陽が丘の道
 登り口はごみ集積場と電柱の間のちょっとした谷間で、関電巡視路おなじみの火の用心の看板があります。ここより尾根筋を登ると桶居山の一つ西のピークに出ます。ここからの桶居山もやはりとんがっており、岩の尾根筋がありなかなか迫力の景色ですが高い鉄塔が邪魔になっています。

巡視路入口

再度尾根より桶居山
 尾根からは雪も上がり瀬戸内海と高砂沿海工業地帯の煙も見えます。西は姫路城から広峰・書写方面がよく見渡せます。

尾根より瀬戸内海

尾根より広峰・書写山
 もう一つ西の尾根にある露岩(かなり高度感がある岩場です)に登り、桶居山方面を見ると、先ほどの西ピークの下の岩場でロッククライミングの練習を始めていました。昼飯を食べ、先ほどのピークまで引返し、南に尾根を下りました。
  尾根の末端のいつもの公園に降りました。

露岩より桶居山

神社横登山口
 春までは花はありませんが、木の実・草の実は多少ありました。

ササユリ(実)

コウヤボウキ(実)
 山で一番多いのがサルトリイバラとソヨゴの赤い実で、

サルトリイバラ(実)

ソヨゴ(実)
 桶居山自体の標高が240mと低く、周囲は急峻なため、500m程度の高低差と5km程度距離の山散歩でした。桶居山北尾根は初めてでしたが、夏場は蜘蛛の巣と藪で歩きにくいかもしれません。

地図

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