扁妙の滝(オオハンゲ) 2008年 7月27日


 
 毎日暑い日が続くため、多少涼しいと思われる扁妙の滝(神河町)から笠形山まで行ってみることにしました。
雨が少ないため、滝と言うには水が少ない状態でしたが、時期的に多少珍しい花も咲いていました。
 右のオオハンゲは 兵庫県では絶滅危惧種C種ですが、ここでは丁度花をつけています。ハンゲショウに似ていますが発破が特徴的です。

タケニグサ

オオハンゲ
 滝についても流水がほとんど無く、湿った岩場という感じです。多少涼しい空気はありますがあまり快適でもなく、滝見台に向かいました。毎年この滝に横にはコオニユリが咲きますが、滝の中間で、接近は困難です。イワタバコはまだ開花までに時間がかかりそうでした。岩陰にはカタヒバが多く生息しています。

コオニユリ

カタヒバ
 ウチョウランは天然物は非常に少なくなりましたが、扁妙の滝にはまだ自然生育の株があります。時期的に終わっていると思っていましたが、まだ開花していました。近くにはヤマルリソウほど花は大きくありませんが全草高が1m近いオニルリソウが開花していました。

ウチョウラン

オニルリソウ
 滝展望台まで上がるとこんな感じで、流量が非常に少なく、湿った岩壁程度の扁妙の滝がありました。

水のない扁妙の滝
 ここから笠形山まで登っていきましたが5合目で雷と豪雨が来たため引っ返しました。沢筋には、ミズタビラコ・トモエソウなどが咲いていました。

ミズタビラコ

トモエソウ
 今日歩いたのは下図のラインです。5合目で雷雨と豪雨のため引っ返しました。

地図

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