七種薬師(ヒカゲツツジ)2008年 4月13日


 
 昨年は向山にヒカゲツツジを見に行きましたが、今年は福崎町の七種薬師に見に行くことにしました。七種槍にはたくさん咲いていましたので七種薬師にもあるだろうと思い、北側より登ることにしました。この道は2回目ですが、登る人が増えだんだん良くなる様です。登り口は野外活動センターより最初に左側より合流する谷沿いの細い林道で、小さな看板があります。しばらく林道を行くと右に看板があり尾根筋を登るようになります。

林道登山口看板

尾根登山口
 道は尾根筋を直登するようになります。かなりの急登が続きますが道はよく、一歩づつ高度を上げやがて左から板坂より来る道に出会います。ここからわずかで山頂に着きます。山頂には前の庄村の個人が奉納した石製の薬師仏があります。石の祠に入って奥の方に鎮座しています。

尾根上の分岐看板

山頂の薬師仏
 山頂石仏前からは南に展望がひらけ、福崎の深山から高御位山方面がよく見えます。ちょっと西に行くと明神山がよく見えます。三角点はちょっと上がった高台にあり、二等三角点が存在しています。

七種薬師南眺

七種薬師二等三角点
 山頂北側にはお目当てのヒカゲツツジが存在しており、七種槍、七種山の七種三山の残り2峰がよく見えます。しかも前にヒカゲツツジがあり絵になる風景となっています。

ヒカゲツツジと七種槍

ヒカゲツツジと七種山
 山頂からは七種滝が見えていますが、水量は少なく、下の方は滝となっていないように見えます。手前に滝神社が見えていますが、かなり望遠(16.8倍)なので画像は多少もやっています。花としては、低木のツルシキミ(ミヤマシキミと識別困難)が咲いていました。

七種の滝

ツルシキミ
 ヤブツバキもまだ花をつけていますが、この山の特徴として全山シキミの木が多くちょうど今花をつけています。この花を見るとどういう訳かイソギンチャクを連想します。

ヤブツバキ

シキミ
 今年もヒカゲツツジの花を見ることができました。黄色いツツジでかなりの山に分布していますが全体数はそれほど多くないようです。ハナノキが咲いていそうなので帰りに応聖寺に寄りました。花は終わりかけでしたが種も赤く木全体が赤い花が咲いたように見えるガエデの木で、珍しい存在です。

ヒカゲツツジ

ハナノキ
 この寺の裏山にムサシアブミの花が咲いています。サトイモ科の中でもちょっと変わった花で、自生は珍しい存在ですが、ここのものも植栽の可能性が高いと思います。山中でヒガラが餌を捕りに来ていたので写真によく写すことができました。

ムサシアブミ

ヒガラ
 

地図

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