志方城山(ヒサカキ) 2008年 3月23日


 
 午後から雨ということなので、自宅から簡単に行けて最近登っていない城山に登ることにしました。昔は八合目付近まで舗装路が付き車でそこまで行けたので訪れる人も多かったのですが、車止が出来、車では上れなくなったので道がまだ存在しているか確認するためにも登ってみることにしました。駐車場所から舗装路をしばらく上ると旧道の看板がありそこを左に山道を登ります。最初に大岩があり、毘沙門石仏が祀ってあります。道は大岩を巻き、岩上にも出ることは出来ますがかなり尖っておりかなり勇気がいりそうです。良いつづれ織りの道がモネまで続いています。

毘沙門石仏

旧道の様子
 足下にはタチツボスミレの群落が春を告げ、上にはヒサカキの花が多く咲いています。中には赤い花もあり、ウスギヨウラクの小型のような花が多く付いていました。

タチツボスミレ

ヒサカキ(アカバナ)
 山頂近くには四国八十八箇所の石仏が並び、不動明王、役行者などの石像物も存在しています。銘文を読むといずれも昭和の初めの頃に設置された様です。

四国八十八箇所石仏

不動明王石仏
 役行者の脇には大峰参拝の文字が見えるため、この周囲の集落からも大峰の修験道を歩く人がいたようです。本丸まで行くとここには一等三角点があります。県内の南部一等三角点はここと六甲山・白山ぐらいで、低山(270m)ながら眺めがよいのか特別待遇となっています。

役行者石仏

城山一等三角点
 山頂は、西から南東まで315度程度の展望が開け、加西善防寺山、小野アルプス、権現ダム方面がよく見えますさすが一等三角点の山という感じです。

山頂より権現ダム方面

山頂より高御位山方面
 下りの尾根筋にはヤジャブシ類の花が多く、ヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシ等が開花していました。これも花粉症の一因らしいですが、多少目がしょぼしょぼするぐらいで人にもよるのでしょうが影響は少ないようです。

ヒメヤシャブシの花

オオバヤシャブシの花
 午後からは雨が降出し、午前中で切上げて正解でした。

地図

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