金山(セツブンソウ) 2008年 3月 16日
セツブンソウ・イチゲ類の咲く季節となったので、丹波大山宮に花を見に行き、自生地近くの金山に登ることにしました。車を国道沿いの空地に留め、旧道に出ると追手神社西方に分岐があります。これを旧道(右側)方面に進み、左側から帰ってくる周遊路を採ることにしました。分岐近くに石塔群があり「荒岩」と読めます。江戸後期から明治にかけて数代活躍した鳥取出身の角力荒岩と関係があるのでしょうか。 | |
最初の分岐 |
石塔群 |
しばらく行くと左側に石灯籠と金山登山口の看板があります。観音堂までは良く清掃された参道があり観音堂以降は普通の尾根筋登山道となりますが、つづれ織り等勾配を緩和させる手当が取られた良い道です。 | |
金山登山口 |
観音堂 |
途中に中間にひびの入った鳥居がありますが、10年程前、最初に来たときと大きな差はなく、まだかなり持ちこたえそうです。途中の展望広場からは大山宮から篠山にかけての展望が広がります。 | |
尾根の鳥居 |
大山庄全景 |
約1時間で城跡から鬼の架橋に着きます。岩の向う側は急傾斜で柏原側に落込み、岩の上に立つと吸込まれそうです。 | |
金山城馬場跡 |
鬼の架橋 |
ちょっと登ると本丸跡の山頂に出ます。三角点はありませんが、雑木越しに展望も開け、黒井城跡・八上城跡などが見えます。 | |
金山城本丸跡 |
城跡より黒井城方面 |
この城跡は明智光秀により作られたそうで、愛読書の多田さんの本によると、黒井城下の春日町の方は明智光秀が嫌いで石碑の「明智光秀」と言う文字がみんなに石で削られ薄くなっていると書いてありました。400年経っても人の恨みはDNAに情報として刻まれ、なかなか消えないものの様です。途中から南方には白髪岳から松尾山がよく見えます。 | |
城跡より八上城方面 |
尾根筋より白髪岳方面 |
大乗寺周辺の道路に出、登山路は終ります。大乗寺にはセリバオウレンが咲いていました。ここから追手神社を経て自生地に向いますが途中でロウバイの花が咲いていました。一般に植えてあるロウバイはほとんどソシンロウバイで中の赤いロウバイは結構珍しい存在です。 | |
大乗寺方面道路出合 |
ロウバイ |
自生地に行くと、朝方は閉じていた花が開きかけていました。イチゲ類(ユキワリイチゲ・アズマイチゲ・キクザキイチゲなど)が混ざって生育していました。いずれも満開状態で、昨年までは時期にずれがありましたが今年は一斉に開花したようです。 | |
ユキワリイチゲ |
アズマイチゲ |
キクザキイチゲは但馬地方のものは白かピンクが多いのですが、こちらのものは地質のせいかもしれませんが、青紫色を帯びたものが多いようです。セツブンソウもまだ多く咲いていました。今年は開花が遅れているのは積雪のせいかもしれません。 | |
キクザキイチゲ |
セツブンソウ |
今日は下のコースを歩きました。 | |
地図 |