有馬富士(アメリカヒドリ) 2008年 2月 2日


 
 福島大池にトモエガモが居るかもしれないということなので、雨が降りそうでしたが三田の有馬富士まで出かけました。兵庫県立有馬富士公園が整備され、駐車場などの施設も完備し、歩きやすい公園になっていました。

パークセンター玄関

パークセンターより有馬富士
 福島大池に行く途中には、メジロ・エナガ・シジュウカラ・ルリビタキ・ジョウビタキ等の小鳥が多く、環境の良い森のようでした。福島大池にはいつものヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・マガモ・ホシハジロ・カルガモ・キンクロハジロに加え、アメリカヒドリが数匹混じっていました。よく人になれているのか、近づいてもあまり逃げずよく写真に撮れました。ホオジロも杭の上から逃げずかなり接近して写真が撮れました。 

アメリカヒドリ

ホオジロ
 池の北側の歩道沿いにわら屋根民家が移築され、稲作体験の活動拠点として利用されているようでした。野鳥の多い公園らしく、車止にも野鳥の飾りが付いています(ホオジロのようです)

移築した、わら屋根農家

鳥の付いた車止
 林道歩きと多少の急坂で山頂に着きます。三角点は看板の陰に隠れていましたが、大きさから四等三角点と思われます。山頂は樹木で展望は今ひとつですが、ちょっと南に下った岩の上から南面から東面の展望が開けます。福島大池と向うに県立公園施設が見えました。

有馬富士三角点

山頂より福島大池
 真北から見ているため、六甲山はなだらかに見えましたが、山頂付近はわずかに積雪があるようでした。東には羽束山が間近に見えていました。

山頂より六甲山

山頂より羽束山
 帰りに他に混じってアメリカヒドリに似たカモが居ましたが、頭がヒドリガモと同じ色合で、ヒドリガモとアメリカヒドリの雑種と思われました。セグロセキレイ・キセキレイもカモに混じり池畔でえさを摂っていました。

アメリカヒドリの雑種?

キセキレイ
 福島大池南側より有馬富士が逆さ富士に映ると説明してありましたが、波が多少あり、逆さ富士までは行かない様子でした。主要施設として、最初のセンターと、キッピー山のラボという図書館を併設した自然体験施設がありました。

福島大池より有馬富士

キッピー山のラボ
 かえりに、篠山より加古川沿いを下り、恐竜化石発掘場所(丹波市上滝)を訪ねました。周辺にはあちこち恐竜関連の看板があり、稲木も恐竜型に掛けてありました。恐竜の町で売出している途中のようです。見学者はあまり多くはありませんでしたが、途絶えることはなく、ぽつぽつ見に来ていました。 

恐竜型の稲木

見学者もちらほら
 河床では発掘作業が続けられ、寒くて雨が降りそうにもかかわらず、10人近くの作業員とガードマン2名、説明者2名のかなりのスタッフで作業を進めていました。左の梯子の下が発掘場所で、右の5名は発掘した岩石を砕いて化石をより出していました。
 見学場所には古くなった煉瓦作の落下式水力発電所の跡があり、壁はまだ立派に存在していますが天井は半壊の状態です。化石記念館として復元したらどうでしょうか。
 雪交じりの雨が降ってきたので、いそいで帰路につきました。
 
川内渓谷で恐竜発掘中

水力発電所跡
 有馬富士はあちこちに道があり、偉く迂回してしまいました。尾根を縦走すれば千丈湖から花山院まで良い道で行けそうですが、今回は車で通過しました。

地図

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