大藤山(コクラン) 2008年 1月13日
細菌は、半日程度しか時間がとれる日が無く、近くの山に行くことが多くなっていますが、今日も午後から隣の志方町の大藤山に向いました。山麓の長楽寺のホームページによると、昔1町歩もあった蛇が池が山頂北側にあるということなので、ついでに見に行くことにしました。 左は南面よりの大藤山ですが、頂上近くに大石が見えます。長楽寺駐車場に車を止め、ちょっと下った西側に登山口の看板と緩やかな軽乗用車なら通れる道が続いています。 |
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南面より大藤山 |
登山口付近 |
途中で幅の広い道は愛宕堂との分岐で終り、右(北側)に登っていきます。ジグザグの登り15分ほどで大石の分岐に来ます。(道標とマムシ注意の看板あり)右に行くと大石に出ます。石仏も2体ほどあります。 | |
大岩と石仏 |
石仏 |
ここは南面唯一、展望の良いところで、高御位山・明石海峡大橋・淡路島・四国まで見えます。 | |
石仏より高御位山 |
石仏より明石海峡大橋 |
元の分岐まで引っ返し、左に行くと尾根に合流し、蛇が池(鉄塔)方面と大藤山山頂方面への分岐道標があります。まず分岐を左にとり蛇が池を目指します。途中の尾根からは北面が見通せ、明神山・王神峯方面が見えます。 | |
尾根より明神山 |
尾根より王神峯 |
次の鉄塔よりすぐ、右に下ると蛇が池に出ます。マムシ注意の看板があり、夏は多く生息しているのでしょうか、最近マムシを見かけたのは、出石法沢山・生野千町が峰・神崎笠形山・岡山泉山・姫路桶居山等乾燥した尾根筋の笹中が多く、こんな湿地ではあまり見かけていないのですが、多いのなら夏一度来てみる必要もありそうです。 昔一町歩あったような平らな土地ではありますが、土砂で埋り小さな水たまりとなっています。 |
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蛇が池湿地 |
蛇が池 |
冬なので花の咲いている植物はあまりありませんが、ミズゴケは新鮮で、コクランは実が付いていました。振るとラン科の特徴である煙のような小さな種が出ました。株数は多いので、6月後半にはかなりの株の花が咲きそうですが、蜘蛛の巣とヤブ蚊とついでにマムシとくるとちょっと来るのは勇気がいりそうです。 | |
ミズゴケ |
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先ほどの分岐まで引っ返し大藤山山頂に行きました。この山頂は3回目ですが、一回は払った蜘蛛の巣で杖が固まったようになり、一回は道が無く南方に直接下ったため藪で服と脚が傷だらけとなりましたが、今回は道が整備されたこともあり楽に登れました。三角点は欠けていますが、大きさから二等三角点と思われます。 | |
大藤山頂 |
大藤三角点 |
下りは北面に鉄塔が見えたので、そこまで藪を下り巡視路を西に行くと先ほどの鉄塔に出ました。そのまま大石まで引っ返し、東ルートを下りました。 途中では小鳥が多く、その中でジョウビタキ(メス)とコゲラの写真が良く撮れました。 |
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ジョウビタキ |
コゲラ |
東ルート途中から飯盛山(平荘湖北側の山)方面がよく見えました。東ルートを下ると長楽寺境内の裏手八十八箇所途中に出ました。 | |
石仏より飯盛山(平荘湖) |
長楽寺東ルート登山口 |
大藤山は地元ボランティアの努力で登山路が整備され登りやすくなりましたが、ちょっとロープを張りすぎのような気がします(一般の方が道を間違えないようにするためにはしょうがないかもしれませんが)。 | |
大藤山地図 |