日笠山(ノジギク) 2007年 11月 25日
2日連続で、嫁さんの鳥取の実家にカキ・ミカン・ユズ等の収穫に行って、多少疲労気味なので近くの日笠山周辺にノジギクを見に行くことにしました。ここに来るときはいつも駐車場としている天川公園横の駐車スペースまで家から約10分で到着します。人道斜張橋で天川を渡り登山口に向いますが、正面に見えている山の間の峠が馬坂峠です 昔は馬で牛谷大塩間を行き来したための名前と思われます。峠手前に大きな群落が作られていました。ちょうど満開で樹氷のように見えます。 |
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駐車場所から馬坂峠 |
ノジギクの群落 |
ちょっと登ると馬坂峠に着きます。峠は切通しとなっており、軽自動車であれば通れそうですが、自主規制か車は1台も入っていませんでした。農作業に向うバイクぐらい通行がある程度です。数年前に一度崩れたためネットが張ってありますが風情のある峠です。 | |
馬坂峠西側 |
馬坂峠東側 |
峠を越えて多少下るとノジギク群落があります。数年前までは畑だったような気がしますが、今は一面のノジギクとなっています。その他の季節はどうなっているのでしょうか、荒れ地のままでしょうか。ちょっと寄ってみたい気もします。 | |
ノジギク群落2 |
ノジギク群落3 |
大塩町まで下ると石仏と懸崖状態のノジギクがあります。この下には池があり、渡り鳥が多数来ていました。キンクロハジロ・ホシハジロ・ヒドリガモ・オオバン・マガモ・ハシビロガモが確認出来ました。しばらく人家のの中を歩き、西山麓より日笠山に登れます。下右はその分岐で、この三叉路を直進します。 | |
ノジギク懸崖と石仏 |
大塩側登山口 |
再びノジギク群落の中を登ります。このあたりも下草の整理とノジギク移植が行われ、立派な群落があちこちに見られます。手入れだけすればいくらでも増えるようです。 | |
ノジギク群落と尾根 |
ノジギク群落5 |
しばらくの登りで日笠山三角点につきます。標高は68mですが、瀬戸内海方面が見渡せ展望には優れた山です。ここには、角がかなり欠けた四等三角点があります。尾根筋を北に向いて縦走すると、最初の山頂部分が昔は竹林であったところが切開かれ、一面のノジギク群生地になっています。 | |
日笠山三角点 |
ノジギク群落6 |
上から見た群生地ですが、向うには曽根から高砂の市街地が見えています。縦走を続けると、コナラ・ハゼノキなど黄葉した尾根筋を縦走します。 | |
ノジギク群落7 |
尾根の黄葉 |
途中に起上がり古木があります。一度倒れていた樹が冬の西風で起上がったようです。樹皮からアベマキの樹と思われました。しばらく下ると最初に通過した馬坂峠に到着します。ここで峠道を横断し、牛谷峠の方に縦走を続けます。このあたり、ノジギクに混じり、コバノタツナミ・ヨメナ・キツネノマゴ・名残のツリガネニンジン等も咲いています。 | |
起上がり古木 |
再度馬坂峠 |
途中から高御位山が見えます。2〜3の休憩所を過ぎ下ると牛谷峠に到着します。このあたりまで来るとノジギクもぐっと減少して、咲いていてもちらほらとなります。 | |
牛谷山より高御位山 |
牛谷峠 |
牛谷の子供は、小学生のころこの峠を越えて北浜小学校に通っていました。現在はトンネルが出来ましたが、依然北浜に通っているようです。中学からは同じ学校となり北に向いて通学していたようです。牛谷児童の旧通学路の標柱が現在でも立っています。 下りきったところにハイキングコースの看板があります。全長3kmに2時間30分はかかりすぎで、実際は1時間と少しで縦走できます。元まで戻って2時間30分と思われます。 ここから舗装路を車駐車地点まで戻ります。 |
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旧通学路看板 |
ハイキングコース看板 |
今回歩いたルートは下の通りです。 | |
地図 |