星ケ城山(シマカンギク) 2007年 11月 18日


 
 紅葉も盛りのようなので、久しぶりに小豆島寒霞渓に出かけ、星ケ城山に登ってみることにしました。姫路港発7時15分発のフェリーで出かけましたが、6時40分過ぎからかなりの車で、予約しておいて正解でした。フェリーで約100分で小豆島福田港に着きます。福田港に到着する前に、星ヶ城山山頂部がよく見えます。当日は西風が強く、白波が立ち、瀬戸内海にしては多少揺れました。

小豆島フェリー 姫路港出発

小豆島フェリー 福田港(星ケ城山が見える)

 福田港から車で寒霞渓ロープウエイ駅の紅葉亭まで向います。フェリーで入島規制されているせいか、駐車場は空きがかなりあり、楽に駐車できました。今回は山頂駅までロープウエイで登り、そこから歩き始めることにしました。紅葉を楽しみながら5分で山頂駅に着きます。
山頂駅周辺は多少紅葉が進み、いい色の樹もありました。このあたり花はあまり咲いていませんが、シロモジの実・オオマムシグサの実等が赤い色になっていました。
 三笠山のあたりは紅葉の盛りのようで、イロハモミジに加え、ウリハダカエデの紅葉が盛りでした。三笠山を越えると、リュウノウギクノコンギクが道端に咲いていました。


紅葉亭ロープウエイ駅

山頂駅周辺の紅葉
 途中、西峰からは、東峰(本峰)がよく見え、特にウリハダカエデがマツ類と混じりなかなか美しい景色でした。ロープウエイ駅より約50分程度で山頂に着きます。ここは一等三角点で、欠けていない立派な標柱でした。

西峰より東峰

星ヶ城山 一等三角点
 三角点の横にパゴダのような形をした烽火(のろし)台があります。ホームページを見ても、誰がいつ作ったものかは不明ですが、なかなか珍しい石像物です。ここには数名の登山客が来ていました。帰りに西峰から見ると、ちょっと霞んでいましたが坂手方面がよく見えました。

山頂の烽火台

西峰よりの展望
 ロープウエイ山上駅は観光バスが多数到着し結構混雑していましたが、昼ご飯を調達し、紅葉台まで歩いて降りることにしました。途中の四望頂からは、周りの断崖絶壁がよく見えました。右の写真中央にロープウエイが見えるのですが写真を縮小したので見にくくなっています。このあたりでは、ショウドシマレンギョウは花の時期ではなく、ツメレンゲは花が終っており、花の時期にまた来たいと思いながら下り始めました。

四望頂よりの展望

四望頂よりの南望
 途中はさすがに紅葉で有名な寒霞渓らしく、紅葉と岩峰がなかなかの調和を見せていました。花では、シマカンギクノコンギクカンザシキリンソウアキノキリンソウなどが咲いており。ゆっくり楽しみながら紅葉台まで下りました

岩峰と紅葉

岩峰と紅葉
 紅葉台から車で約500mP2まで下りましたが、道路にニホンザルが多く出現し、ひき殺さないよう超スローでその間を抜けました。、石門洞を見に行きました。ここもやはり岩峰と紅葉のコントラストが良く、天候の良さとあいまって最高の景色でした。

石門寺参道

石門寺参道
 石門寺大師堂は、三徳山投入堂形式の岩盤に埋込まれた寺院で、やはり紅葉が最高でした。石門は姫路奥の伊勢山岩峰と同じく風化で石門になっている様で、石門を通して見る青空と紅葉は格別のものがあります。ここもえさを探して出てきているのか猿が非常に多く、カメラ等盗まれないよう気をつけながら下りました。

石門寺 大師堂

石門より
 ついでに小豆島を車で一周し、5時15分発のフェリーで帰路につきました。家島横を通過するまでは、白波が立ち瀬戸内海にしては珍しく1.5m程度の波とうねりがあり多少フェリーも揺れましたが無事帰路につくことが出来ました。右下は揺れながら撮った姫路周辺の夜景です。手ぶれ補正機能が働き、うまく撮れたようです。
 今度は花の多い時期に、拇指峯も含め登ってみたいと思っています。

帰りのフェリー

帰りのフェリーより
 今回歩いたコースを下の地図に示します。

地図

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