奥大日岳(チングルマ) 2007年 8月10〜12日
仕事の都合で8月までずれ込みましたが、今年も高山植物を見るためアルプスに行くことにしました。帰りが12日とお盆の帰省にかかるため、最終日早く下山可能な奥大日岳に行くことにしました。 10日はさすがに休みではないため道もすいており、室堂まではスムーズに到着できました。 初日は立山では歩いたことのない、通称「神の道」(浄土沢右岸の雷鳥沢より一の越間の道)を歩いてみました。静かで花も多く良い道です。 |
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雷鳥沢キャンプ場より浄土山 |
11日は朝6時半頃より雷鳥沢より奥大日を越え、大日岳方面へ行けるだけ行き、連泊のロッジ立山連峰まで帰ることにしました。 雲一つ無く非常に良い天気で、澄んだ空気の中快適に登ることが出来ました。雷鳥沢から新室堂乗越までは、緩やかな登りで、このあたり、コバイケイソウ・チングルマ・コイワカガミなどが多く咲いています。約40分程で剣御前との分岐の尾根に着きます。右に行けば剣御前を経由して剣岳、左に行けば奥大日経由大日岳です。 |
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新室堂乗越へ |
尾根分岐点看板 |
ほぼ水平道を行けば室堂乗越しに着きます。ここから奥大日岳、雷鳥沢方面がよく見えます。このあたり、オオヒョウタンボク・ミネカエデ・タカネナナカマド・ウラジロナナカマド等の樹木類、オオバタケシマラン・キヌガサソウなどの花が咲いています。 | |
室堂乗越より雷鳥沢 |
室堂乗越より奥大日岳 |
緩い登りの連続で長い奥大日岳の山頂部に到着します。このあたり、ハクサントリカブト・ハクサンフウロ・クルマユリなどの花が多く咲いています。山頂周辺からは、立山方面が逆光ですがよく見えています。 尾根筋にはまだ雪渓がかなり残っていました。 |
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奥大日岳尾根筋 |
奥大日岳より立山 |
下は奥大日山頂ですが、薬師岳・穂高連峰等がよく見えていました。下右は16倍ズームで撮影した槍ケ岳及び穂高連峰です。中央手前のなだらかな部分は五色ヶ原です。 | |
奥大日岳山頂三角点 |
奥大日岳より槍ヶ岳穂高連峰 |
下は奥大日より見た剣岳です。左の尾根が早月尾根右が別山尾根です。背面に薄く白馬岳方面も写っています。右は大日岳方面ですが、こちらをどんどん行くと大日小屋・大日平小屋をへて、称名滝横まで下ってしまうので、今日は行けるところまで行って、また引っ返すことにしました。このあたり、ミヤマコゴメグサ・オニシモツケ・シモツケソウ・オオレイジンソウなどが咲いています。 | |
奥大日岳より剣山 |
奥大日岳より大日岳 |
ガレ場の横にはジュラルミン製の梯子がかけられ、安全に通過できるようになっていました。以前は下に人がいると落石に注意が必要で緊張するところだったのが、歩きやすくなりました。七福園手前まで行き時間切れで引返しました。引返したあたりには、カライトソウ、マルバダケブキ・キオン・ミヤマシシウド等がありました | |
ステンレス階段 |
大日岳方面 |
帰りはロッジ立山連峰で2泊目をし、朝早く下山後直接家に帰りましたが、名神・中国道が大渋滞とのことで、敦賀で北陸道を降り、小浜まで地道を帰り、舞鶴道で市島まで行き、多可町経由で家まで帰りました。行きは5時間、帰りは8時間かかりました。 | |
地図 |
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今回の山行で見かけた花は、以下の109種類でした。 | |