上蒜山(ササユリ) 2007年 07月 01日
梅雨に入ってしばらく経過し、雨の日が多くなりましたが、夜遅くから雨という今日の天気予報を信用して蒜山に出かけました。中国道から米子道に入ってから雨がぽつぽつ降出しましたが、何とか登山口まで到着しました。上蒜山登山口には右手に牛舎、左手に倉庫があり、道ばたに駐車しました。 | |
登山口広場 |
登山口の牛舎 |
登山口より100m程行くと、放牧場を横断しますが、今回はジャージー君が2数0頭ほどたむろしており、近づくとこちらを向き鼻息気が荒くなります。右上に見えるのが登山道で、どうしてもこの牛君の横を抜けていかなければならず、おそるおそる様子をうかがいながら通りました。もし向ってきて20数頭に踏みつけられたらたまったものではなく、恐怖の時間でした。登山道に入っても一頭が後をついてきましたが、おとなしいようで、何とか無事通過できました。 | |
ジャージーのお出迎え |
着いてきた |
下の写真ぐらい離れてほっと一息でした。このあたり、クマイチゴの実がたくさんついており、同行妻は一生懸命喰っていましたがどうも野生のイチゴは好まず、食べませんでした。植林に入る前に、下右の看板があります。学生時代2〜3回上〜下蒜山を縦走しましたが、いまは上蒜山だけで十分です。 | |
何とか牛群を抜けた |
登山口看板 |
植林の中の、階段状の直登路をしばらく登ると自然林帯に入り、二合目の標柱があります。このあたりより展望が開けるのですが、今日は雨がだんだん強くなり、下右の写真のように展望は皆無で前方もよく見えない状態となりました。このあたりは、ヤマツツジが満開状態で、中にササユリが散生しています。瀬戸内側ではとっくに終っているのでやっぱり遅いようです。数年前に隣の三平山に登りましたがやはり同時期だったようです。 | |
二合目標柱 |
霧雨の尾根 |
六合目ぐらいまで来るといよいよ本降りに横風が加わり、かなり悪条件となってきました。このあたりからますますササユリが増えてきました。蕾もまだかなりあり、まだしばらく楽しめそうです。このあたりから、イブキトラノオが多くなってきます。樹木としては、終わりかけのヤマボウシ、咲きかけたクリとウツギが低木状態で存在しています。道にはウツボグザが多く咲いています。 | |
六合目標柱 |
右はツツジ、左はササユリ |
四等三角点を越え、八合目の標柱の近辺は豪雨となりデジカメも曇りがちとなります。このあたりでは、普通のイボタノキと違い葉の先が尖ったミヤマイボタ、大山まで分布しているウラジロハナヒリノキ、フウリンウメモドキ等珍しい花も増えてきて、なんとか前進しました。このあたりからブナ林となり、ツルアジサイ、イワガラミ、サルナシ等ツル性植物がブナ等に巻付いています。頂上ももうすぐですが、雨がさらに強くなり、ピークハンターでもないためあきらめ下山することにしました。 | |
八合目標柱 |
豪雨となってきた |
四合目まで下りてくると何とか下界が見え出しましたが、雨はやまず登山路が川の状態で、段差のある階段は小滝の連続の様相となります。天気予報には全くだまされた格好になりました。しかし、袖手類珍しい植物も見られ、ササユリのピンクも瀬戸内では無い鮮やかさで、雨にかすんだヤマツツジも風情があり無駄ではなかったようです。 帰りもジャージー君20数頭に見送られ駐車場に帰り、塩釜で水をくみ、帰路につきました。 |
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下山途中から蒜山高原 |
下山途中の草原 |
今日の山散歩地図は下の通りです。晴れていれば、大山、皆が山、三平山、星山等展望の良い尾根道です。 | |
散歩地図 |