植松山・小河内の滝まで(ヒトリシズカ) 2007年4月22日


 曇天で、天気予報では昼から雨と言うことでしたが、東山に水をくみに行くついでに植松山に登れるところまで登ろうと思い千種町方面に出かけました。林道を上り最終駐車場まで登りましたが、さすがに曇天のため登山客とおぼしき車はなく、釣客の車が存在しているだけでした。
  今にも雨が落ちてきそうな空の下、出発しましたが、このあたりはあまりめぼしい花はなく、タチツボスミレ程度でした。このタチツボスミレの分布の広さにも驚かされます。今頃の山では、兵庫県内至る所に分布しています。 木の花は、クロモジキブシの花がほぼ終りかけていました。谷沿いを右岸左岸繰返しながら登っていきます。
登山口駐車スペース

沢の状態
 この前の台風のせいしょうか、杉風倒木のジャングルも数カ所ありましたが、何とかクリアして30分ほど登ると雨が降出しました。予報より降出しは早かったようです。苔むした岩の間ですが割と良い道を登っていきます。このあたりからヒトリシズカが多く咲出しています。中には大きな株もありました。その他には、ムラサキケマン・ミヤマキケマンヤマルリソウシハイスミレが咲いていました。このあたりのツクバネソウエンレイソウは若株が多くまだ花はつけないようです。木では、このあたり900m近い標高ではキブシがまだ満開でした。

苔むした道

ヒトリシズカ群落
 川の横には、ネコノメソウコチャルメルソウツルネコノメソウなどが咲いています。また、木としては、ウグイスカグラが咲いていました。このあたりから雨が強くなりだしました。
  小河内の滝は水量が少なくあまり迫力はありませんでしたが、ガスと雨に煙り多少幻想的な風景となっていました。滝の撮影をしたところで雨も強くなり、デジカメも曇ってきて、頂上へ登ってもガスで何も見えずデジカメも不調ではどうしようもないので、出直すこととし、小河内の滝で引っ返しました。

小河内の滝遠景


小河内の滝近景

  今回の地図は下です。
途中で引っ返したため時間があったので、帰りに瑠璃寺昆虫館に寄りました。ここは結構珍しい植物が栽培されており、今回は、レンプクソウが満開で、コヤスノキも多数実をつけていました。レンプクソウは岡山県のとある神社の裏手に自生していますが、兵庫県内ではまだ見たことが無く、栽培といえどもここの存在は貴重です。
  もう少しするとキクガラクサも咲き始めます。


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